10/26(火)、4年生が総合的な学習の一環として、「高齢者疑似体験」を行いました。体験を通して、「高齢者の気持ちを想像し、自分に何かできることはないか考える」ことをねらいとして取り組みました。
「お年寄りの気持ちを想像してみよう」という投げかけのもとに、学習が始まりました。
クラスの代表1名が”体験セット”を装着します。見えにくくするための「色づきグラス」、聞こえにくくするための「ヘッドホン」、手足に「重り」、膝を曲げにくくするための「膝カバー」・・・たくさんの装具を身につけた代表の子の姿に、お年寄りの姿を重ねます。体験した子・見ていた子が感想を伝え合い、お年寄りの気持ちについて考えを深めました。
その後、二人一組で装具をつけた「お年寄り役」と「声かけ役」の子に分かれ、”どうしたら相手の気持ちを立った声かけができるか”を考えました。相手の困り感を想像し、「一緒にやろうか?」「もう一回言うよ。」「この声の大きさで聞こえる?」等の声かけをして関わる姿がたくさん見られました。
体験を通して、「自分たちが想像していた以上の困り感があること」「困り感をもちつつ生活をしているお年寄りの方の苦労やたくましさ」について多くの児童が考えることができました。本体験を生かし、「相手の気持ちを考えて、自分にできることをしていこう」とする子供たちへと育っていくことを願っています。